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「人財」育成

第12回:目標達成のためのセルフメンテナンス

A.Archive 代表 吉本 平史 

 先月より引き続き、冬に逆戻りしたかのような寒さが続いていますが、皆様益々ご活躍のこととお喜び申し上げます。
 今回は今年度の集大成として、「目標達成のためのセルフメンテナンス」についてお話しさせていただきます。



◎「セルフメンテナンス」の重要性

 これまでの1年間、ストロークや論理的思考、発想の転換に至るまで、さまざまな角度から人財を育むためのヒントについてご紹介してまいりました。
 しかし、どんなに役立ちそうな手法も、実践できなければ意味もなく、効果が実感できないと日が経つにつれ忘れてしまうものです。
 私たちの周りにあるさまざまな情報やヒントを、確実に自分の武器とするために必要不可欠な「セルフメンテナンス」を身につけましょう。



◎「セルフメンテナンス」とは

 セルフメンテナンスとは、自分を客観的に見つめ、夢や目標達成に向けて着実に歩みを進めるための管理方法のことです。
 そのメンテナンスの最もシンプルな形として「PDCAサイクル」があります。
 既にご存知の方も多いと思いますが、マネジメント・生産(品質)管理・営業活動などで使われるこの手法は自分の課題、仕事の進め方など、個々の目標にも応用することができます。

※PDCAサイクル= 物事について計画、実行、検証、改善を重ねることで、目標達成までの進捗管理を行うこと。



◎「セルフメンテナンス」のメリット

1.目標達成に近づく
 セルフメンテナンスの一番のメリットは、確実に目標達成に近づくということです。
 前述サイクルの中の「Plan(計画)」「Do(実行)」はもちろん、「Check(検証)」と「Act(改善)」を行うことで、軌道修正が可能になり、目標の達成に対してさまざまな角度からのアプローチができるため、大変効果があります。
(検証、改善の際の考え方については、「ロジックツリー(12月掲載分)」をご参照ください)

2.自らの習性・思考のクセを知ることができる
 セルフメンテナンスに慣れてくると、自分の弱い部分や思考回路が見えてきます。
 「まあ、この程度でいいだろう」「この対策は無理」などといった習性を見直し、改善のための最善策に前向きに取り組むことができます。

3.応用力が培われる
 一度このサイクルを身につけてしまうと、どのような場合もこの考え方にあてはめて考えることができます。
 もしも上手くいかなかったとしても、「だからだめなんだ」ではなく「この対策が悪かったんだ」という「条件付ストローク(8月掲載分を参照)」で、前向きに再挑戦することができるようになります。
 周囲の人財が困っているときにも、同じような考え方でアドバイスをしてあげられると、その人も具体的でストレートな解決策を自分で導き出せるようになります。

=ポイント=
 あくまでも自己管理を目的としたものなので、コミュニケーションや企業への報告・連絡・相談が希薄になることは本末顛倒であることが言うまでもありません。
 更に互いのセルフメンテナンスの状況を更にお互いにチェックしあう体制ができれば、全員が目標達成に一歩近づくことができるでしょう。



 あくまでも自己管理を目的としたものなので、コミュニケーションや企業への報告・連絡・相談が希薄になることは本末顛倒であることが言うまでもありません。
 更に互いのセルフメンテナンスの状況を更にお互いにチェックしあう体制ができれば、全員が目標達成に一歩近づくことができるでしょう。

 企業を支える人財一人ひとりが自らの行動や考え方のクセを知り、軌道を修正しつつ目標を目指す自立性と、かねてよりお話してきた「コミュニケーション」「ホスピタリティ」が全体に浸透すると、企業風土はより磐石となり、永続的に人々に支持され続ける企業となるでしょう。

 夫婦、友人などとの出会いは「運命」とか「出会うべくして出会った」などと言いますが、企業に集まった人財も同様の事が言えます。
 たくさんの企業がある中で、皆様の企業を選んだ人財をより輝かせ、成功を共に喜び、困難を乗り越えられるよう、強い絆でしっかりと結んであげてください。



 昨年4月より連載させていただいた私のコラムは、今回を持って最終回とさせていただきます。1年間ご覧いただき、厚くお礼を申し上げます。
 末文になりましたが、重ねて皆様の今後益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。



=今月のご案内=

 北海道経済産業局は、北海道のバイオ産業クラスターの規模等の把握を目的とするアンケートやヒアリングによる調査を実施し、この度、その結果を「バイオレポート2007」としてとりまとめました。
 URL:http://www.hkd.meti.go.jp/hokio/b_report07/