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支援制度の紹介

フロンティアベンチャー育成プロジェクトwithマイクロソフト

今回は、フロンティアベンチャー育成プロジェクト実行委員会(北海道、札幌市、株式会社北海道ソフトウェア技術開発機構)が現在募集している「フロンティアベンチャー育成プロジェクトwithマイクロソフト」を紹介します。

これはフロンティアベンチャー育成プロジェクト実行委員会がマイクロソフト社と協働でITベンチャーを支援するために行なう支援事業で、具体的には、1.ソフトウェア、サポート、トレーニングの無償提供、2.ビジネスモデル構築及びマーケティングに関する支援、3.その他実行委員会の各構成機関が持つ支援策を活用した支援を行なう内容となっています。過去に岐阜県でマイクロソフト社が同様の事業を行なったことがあり北海道は2カ所目だそうです。

応募要件は、創業予定または創業5年以内のIT関連の製品、サービスを営む事業者で支援開始後、概ね1年以内に製品、サービスの提供が可能になること、またはプロトタイプ製作、試験運用等が実施可能と見込まれること、マイクロソフト社のソフトウェアやテクノロジーを利用することなどとなっており、今回の採択は5社程度を予定しているそうです。応募期間は8月20日までとなっています。

この支援内容の中で特に魅力的なのは「ソフトウェア、サポート、トレーニングの無償提供」ではないでしょうか。OS、通信やデータベースなどのミドルウェア、言語ソフトなどの開発ツール等、まともにパソコン台数分のライセンスを購入したらすぐ百万円以上になってしまいますので、無償で手に入ることは非常に魅力的です。また、技術サポートサービスも受けられるそうです。知らないうちにマイクロソフト社のマーケット拡大に寄与してしまう感じがしますが、ベンチャー企業にとって初期投資が抑えられるのが魅力的ではないでしょうか。

次の「ビジネスモデル構築及びマーメティングに関する支援」については、実行委員会が、対象企業の開発した製品・技術やビジネスモデルを評価し、事業化に関するアドバイスをしてくれるものです。マイクロソフト社が札幌に来て細かくコンサルティングをしてくれるわけではないようですが、オンラインでEラーニングのような形でアドバイスを受けられるようです。

最後の「実行委員会の各構成機関が持つ支援策を活用した支援」については、本件に採択されたからといって他の支援制度が優先的に受けられるのではなく、やはり別個に申し込みをするそうです。しかし支援情報が入りやすくなり、また企業の知名度や信用度が上がるので、他の支援制度が受けられやすい環境となりそうです。

ミドルウェアや開発ソフトなどの初期投資に悩まれているベンチャー企業の方はぜひこの機会にご検討されてみてはいかがでしょうか。

(筆者:佐々木 恵一(37) ササキ財務経営研究所代表 中小企業診断士、証券アナリスト。略歴:金融機関、シンクタンク勤務を経て平成15年7月から開業、事務所は札幌市産業振興センター3階)