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支援制度の紹介

平成16年度インキュベーションモデル事業

今回は、北大リサーチ&ビジネスパーク構想推進協議会が、財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)に委託して実施している「平成16年度インキュベーションモデル事業」を紹介します。北海道内でIT、バイオ、エレクトロニクスの先端技術分野において、創業及び第2創業を目指している個人・企業が対象で、北大北キャンパスエリアの既存施設(北海道立工業試験場、コラボほっかいどう)をインキュベーション施設として活用し、創業や事業化、製品化を支援する事業です。募集期間は7月 26日から8月25日となっています。

支援は大きく3種類で、インキュベーション施設の利用、創業等に要する経費の補助、支援機関によるサポートです。

まずインキュベーション施設は3つ。北海道立工業試験場のインキュベーションルーム(19.50㎡、使用料免除、共益費月12,000円、平日使用可)と北海道産学官協同センター(コラボ北海道)の共同研究スペースⅢ(20.40㎡、使用料月51,030円プラス共益費、24時間利用可)とミーティングルーム(24.60㎡、使用料月66,420円プラス共益費、24時間利用可)です。申し込み時に希望する施設を記入します。

次に創業等に要する経費は、調査費、共同研究費、施設・設備の賃借料、旅費、特許出願関連経費、相談費、セミナー受講料、事務消耗品費などで、補助金額は実際に要する経費の2分の1以内、400万円が上限です。

支援機関は、財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)、北海道立工業試験場、北海道大学、北海道TLO、産業技術総合研究所北海道センター、科学技術振興機構の6機関で、支援内容は相談や技術指導、共同研究、コンサルティングなどです。

応募条件は創業後3年以内、または支援開始から2年以内に創業が見込まれる者、かつIT、バイオ・エレクトロニクスなどの分野で事業展開を図ろうとしている創業者です。応募の際に自身の技術の内容を詳しく示した書類も必要です。

インキュベーション施設はビジネスリソースが整備されており、十分な施設を持っていない起業家とって新しいものを生み出す格好の施設といわれています。特に本事業は支援機関の数も多く、施設の場所や環境も申し分ないものです。施設に入居することが企業の信用度や知名度の向上など、見えない部分のメリットも大いに期待できると考えられます。実際の審査申込書を見てみましたが、具体的な技術やアイデアがあれば記入はそれほど難しくなさそうです。もし自分のところが「対象になりそうだ」と思われましたら、ぜひ応募し、将来への大きな足がかりをつかんでください。

(筆者:佐々木 恵一(37) ササキ財務経営研究所代表 中小企業診断士、証券アナリスト。略歴:金融機関、シンクタンク勤務を経て平成15年7月から開業、事務所は札幌市産業振興センター3階)