今回は、北海道IT経営応援隊と、最近できたポータルサイトについて紹介したいと思います。IT関係の企業の方は近頃「北海道IT経営応援隊」という言葉を聞いたことがあるのではと思います。全国ベースでの「IT経営応援隊」という組織が平成16年6月8日に活動が開始され、北海道での「北海道IT経営応援隊」は北海道経済産業局が中心となって道内の行政機関、支援機関、中小企業団体等21機関が参加し、6月28日に地方組織として全国で最初に立ち上がったとのことです。なお、21機関の中に財団法人さっぽろ産業振興財団も入っています。札幌にIT企業や支援機関が集中している現状をみると全国で最初というのも分かる気がします。
「北海道IT応援隊」の趣旨を見てみると、「中小企業の経営改革やITの活用に携わる多数の関係者が協力して中小企業の経営改革をITの活用により応援することにより、中小企業の活性化を図る」となっています。事業内容は、ポータルサイト(http://www.d-ouentai.com)の開設・運営、IT利活用のための企業ハンドブック、施策ハンドブック、IT利活用事例集等の作成、表彰、普及、啓発活動の展開などで、ITユーザーやIT企業への情報提供、交流促進などによりIT企業の経営を支援することを目指しているようです。
ポータルサイト(応援隊の活動のメインに位置づけられていると思われます)は、ものづくりや観光、農林水産などのITユーザーと、システムなどを提供するIT企業の双方に対し、マッチングイベントや施策情報などを伝えるサイトです。実際にこのサイトを見てみると、イベントや施策情報については一覧表なのでイメージがやや浮かびにくい部分もあります。しかし、それぞれのURLをクリックすれば詳しい情報を得ることができます。一方、IT活用事例集の方は具体的な企業名と事例が詳しく載っており、同様の課題を持っている企業には大変有用であるように感じます。実は筆者も施策情報の入力に関する説明会に社団法人中小企業診断協会北海道支部の会員として出席してきました。これらの施策情報は各支援機関がサイトに直接登録することになっていますので、比較的スピーディーに登録されるのではないかと感じました。
平成16年11月11日(木)~12日(金)には、アクセスサッポロにおいて、道内産業とIT業界とのマッチングイベントを開催する予定だそうです。これは「ビジネスEXPO」との合同イベントとなるようです。まだ立ち上がったばかりですが、今後この「応援隊」を注目していきたいと思います。
(筆者:佐々木 恵一(37) ササキ財務経営研究所代表 中小企業診断士、証券アナリスト。略歴:金融機関、シンクタンク勤務を経て平成15年7月から開業、事務所は札幌市産業振興センター3階)