今回は、シンクタンクの社団法人北海道総合研究調査会が厚生労働省の地域求職活動援助事業の一環で実施する「平成17年度ビジネスプランナー養成研修会」を紹介します。この研修会は平成15年度より開催されており、参加する人がアイディアを具体化してビジネスに結びつけ、実際に事業を立ち上げ経営していく力を身につけることが目的の研修会です。厚生労働省が支援してくれているのは、新たな起業家が増えることで地域産業が活発化し雇用も拡大することを目標にしているためです。
研修の参加費は無料で、研修時期は8月17日(水)から9月3日(土)のうちの12日間で、平日は18:00から21:00、土日(主に土曜)は9:00から16:00です。主に札幌の中心部で研修が行なわれます。申込締切日は8月10日(水)で、あと1週間ほどに迫っています。
研修の内容は、資金調達やマーケティングなどの基礎研修が4日間あり、その後、食関連と福祉関連に分かれた現地視察など5日間の専門研修、そして3日間のビジネスプランの作成研修があります。座学に加えビジネスプランの作成まで行う実践的な研修カリキュラムとなっています。研修の講師はカリキュラムごとに分かれており、実際に事業を行っている方が中心です。
昨年度は、54名が研修生として参加し、そのうち研修後12名が実際に起業しているとのことです。起業した事業は、個人所有物のレンタル事業、外国人向け不動産業、成年後見司法書士事務所、地域密着喫茶・バー経営、ペンション経営、パソコン個別指導など多岐にわたっています。
応募資格は、起業や新規事業立ち上げを行いたいという意欲ある者(年齢、性別は不問)、企業内起業や新規事業の立ち上げを検討している企業からの派遣者、企業内研修の一環による企業からの派遣者となっており、A4用紙1枚程度の志望動機を提出する必要があります。
魅力的なのは参加費が無料ということでしょうか。厚生労働省が委託している事業なので研修の後に何か別のお金がかかるという心配もありません。自分で事業を始めようとする方だけでなく、企業内で新規事業を立ち上げようとする担当者にもピッタリです。また、他の参加者や講師との出会い・交流の場としても活用できます。食品関連や福祉関連にやや重点が置かれていますが他の事業でも十分参考になる研修ではないかと思います。なお、問い合わせは社団法人北海道総合研究調査会 担当:竹内(TEL.011-222-3669 / FAX.011-222-4105 / URL:http://www.hit-north.or.jp / Email:takeuchi@hit-north.or.jp)です。興味のある方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか
(筆者:佐々木 恵一(38) ササキ財務経営研究所代表 中小企業診断士、証券アナリスト。略歴:金融機関、シンクタンク勤務を経て平成15年7月から開業、事務所は札幌市産業振興センター3階)