今回は、(財)さっぽろ産業振興財団が運営する、ベンチャー企業や新規創業者向けのインキュベート施設「スタートアップ・プロジェクトルーム」を紹介します。
東札幌の札幌コンベンションセンター隣の札幌市産業振興センター(白石区東札幌5条1丁目)3階にあり、部屋のタイプは3種類、Aタイプ(51平米、月額117,300円)、Bタイプ(27平米、月額62,100円)、Cタイプ(10平米、月額23,000円)があります。入居者は有料で駐車場を借りることもできます(5,000円、1社1台まで)。建物の入館時間は朝8:00~夜22:30ですが、オフィスの入居者はカードキーで24時間出入りができるようになっています。
インターネット環境が整備され、カラーコピーや商談室、トレーニングルーム(有料)なども利用できるようになっています。また建物の1階にはビジネス関連の書籍やビデオが揃えられ、貸し出しも行われています。
経営支援の面では、札幌中小企業支援センターのスタッフが相談に乗ってくれますので、会社を立ち上げてよくわからないことが多いといったとき非常に頼りになります。入居者向けに経営塾が開催され、経営に関する幅広い知識を得ることもできます。また、様々な業種の方が入居していますのでお互いに事業を協力できる可能性もあります。なお、入居期間は最大3年間で1年毎に継続審査があります。入居者には3年の間に事業を拡大し、新たな拠点を持てる力をつけることが期待されています。
入居対象者は、札幌市における新たな事業分野の開拓により、地域の産業振興に寄与することが期待できる事業を行おうとする意欲あふれる個人や創業期(創業又は会社設立後、概ね7年以内)の中小企業者(中小企業基本法による)及び事業協同組合、企業組合、協業組合等。(NPOは除く)となっています。申し込みには、入居申込書、事業計画書、企業概要などの書類を整えて提出します(詳しくはhttp://www.sec.or.jp/spr/H17spr.htmlを参照)。
申込書類をもとに、事業の「新規性」「成長性」を重視した審査が行われます。書類審査の他に、10分程度のプレゼンテーションを行う必要があります。「新規性」「成長性」のほか、「起業家マインド」「インキュベート施設に入る必要性」「経営・資金計画」なども審査項目となっていますので、確固たるプランと積極的なPRが必要です。
今年度の入居申込は、平成18年2月28日(火)まで随時受付となっています。申込・問い合わせは、札幌市産業振興センター産業支援課(011-820-3033)です。もし入居できればビジネスチャンスが大きく広がると思いますので、入居対象になりそうであればぜひお問い合わせしてみてください。
(筆者:佐々木 恵一(39) ササキ財務経営研究所代表 中小企業診断士、証券アナリスト。略歴:金融機関、シンクタンク勤務を経て平成15年7月から開業、事務所は札幌市産業振興センター3階)