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札幌の元気企業

株式会社 リプロール(2013年5月取材)

代表取締役 山口 祐輔 氏

代表取締役 山口 祐輔 氏
〒003-0005
札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1
札幌市産業振興センター3F
TEL 011-815-8255 FAX 050-3737-4533
URL http://reproall.com/(新しいウィンドウが開きます)
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経営者の力になる。それが北海道・札幌の力となる。

 株式会社リプロールは創業4年目のベンチャー企業である。同社の山口社長は、経営コンサルタントをやりたいという気持ちを高校時代から強く持っていた。それは、企業を経営し様々な苦労をしている父の背中をずっと見続けていたからだ。将来は中小企業経営者の力になりたいという漠然とした想いから、自分にできることを模索し続け、株式会社リプロールの設立に繋がった。
 社名のリプロール(Reproall)は山口社長の造語だ。メールなどの返信に使われ、再生や復活の意味を持つRe、プロデュースやプロフェッショナルを示すPro、全てを意味するAll。同社と関わることで少しでも商売繁盛に繋がるよう思いを込めて名付けられた。また、同社ロゴデザインは、Rに輪のデザインを用いることで再生をイメージしている。
 「経営者の力になる=会社が繁盛する=従業員、雇用が増える。従業員の収入も増え、そこから元気な企業が多くなって、地域活性化につながる。一番の大もととなる経営者、中小企業も一次産業者もみな経営者。その経営者の力になるという思いが、同社の根幹です」山口社長は強くそう語る。

「北海道の中小企業、一次産業のワンストップサービスパートナーを目指します」

 主な事業内容は3つある。一つ目が全体的な問題解決・収益改善などを提案したり、販路開拓や店舗運営、販売促進などの支援を行う事業戦略コンサルティング。二つ目が商品・サービスのブランディングや、商品パッケージの企画販売とそれに伴うパッケージデザインのディレクション。三つ目がWebサイトの制作、Webデザインのディレクションと多岐にわたっている。いずれは、クラウドを活用した営業活動ツールなどのシステム開発にも取りかかる予定だ。また、山口社長は、経済産業省の中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業の専門家や農林水産省の6次産業化プランナーも務めている。
 創業4年目の若い企業であるが、山口社長自身も20代の若さだ。だが、若いからこそ固定概念にとらわれず、柔軟な発想で幅広い提案ができる。また、現地に直接行って実際に自分の目で確かめるフットワークの軽さも持ち合わせている。情報化社会が進み、様々な情報を簡単に得ることができるようになった。しかし、webや新聞に報じられる上辺だけの情報ではなく、現地に積極的に足を運び、自分の目で生の情報を得て先を見据えることが重要だと山口社長は考える。実際に顧客や商品、原料、それを取り巻く環境に触れることで、より深く相手を知ることができる。それこそが、1歩も2歩も先をいく提案や商品づくりのプロデュースに繋がっていくのである。

統一ブランド『北海道チョコ’豆』『いち(Ichi)北海道』プロデュース、そして世界へ

 同社の取引先は、北は旭川、東は十勝と道内を主としている。地方の取引先からの相談で多いのが販路の問題だ。そこで、1社でできる取り組みは限られているが、地方の中小企業同士が連携し、太いパイプを作り上げてはどうかと考え、目をつけたのが北海道が国内一の生産量を誇る大豆だ。しかし、大豆は栄養価は高く、日々醤油や味噌、納豆などで親しまれているにも関わらず、多少地味なイメージがある。そこで、近年新しいカテゴリーとして注目を集めている北海道スイーツと道内産大豆の組み合わせを思いついた。大豆と合うフレーバーを調べ、『北海道産の大豆とチョコレート』をテーマにし、道内菓子メーカーに企画提案を行った。各社の強みを生かした商品づくりに努め、統一ブランド『北海道チョコ’豆(ちょこず)』を作り上げた。今年で3年目を迎え、現在5社6商品を展開し、道内の小売店や道外の北海道物産展等で販売している。今後は、国内のみならず、海外への展開も視野に入れており、すでに台湾の百貨店での催事への出品実績があるなど大きな広がりをみせている。
 また、現在は新たな統一ブランド『いち(Ichi)北海道』の企画提案も行っている。北海道14支庁の各地域ごとに、北海道の一次産品を使った加工品を統一ブランドで展開する大規模なプロジェクトである。第一弾として、今夏には胆振地域から4社4商品を販売開始する予定だ。今後は、ものづくりへの熱い思いを持つ道内中小企業とコラボレートし、北海道全域に拡大していく。
 同社は今後も、北海道の中小企業、一次産業のワンストップサービスパートナーを目指し、日々邁進していく。

チョコ豆ロゴ           いち北海道ロゴ
▲チョコ’豆ロゴマーク          ▲いち北海道ロゴマーク

企業データ
◆会社概要

■創業/2010年
■設立/2012年
■代表者/代表取締役 山口 祐輔
■資本金/3,000,000円
■従業員数/1名

◆沿革

2010年4月   リプロール創業(個人事業)
2010年7月   札幌市産業振興センター「スタートアップ・プロジェクトルーム」入居
2011年9月   さっぽろベンチャー支援事業の採択
2012年8月   株式会社リプロール設立
2012年11月  同社企画・運営による「北海道チョコ’豆(ちょこず)」が
        平成24年度北海道新技術・新製品開発賞【食品部門・特別賞】受賞

◆山口社長 略歴

2011年4月   平成23年度 経済産業省委託事業 中小企業支援ネットワーク強化事業
        専門家従事(公職)
2012年4月   平成24年度 経済産業省委託事業 中小企業支援ネットワーク強化事業
        中小企業支援ネットワークアドバイザー従事(公職)
2012年4月~  農林水産省 6次産業化サポートセンター 6次産業化プランナー従事(公職)
2012年9月   販路コーディネータ1級認定(日本販路コーディネータ協会)
2012年11月  「平成24年度北海道新技術・新製品開発賞」受賞企業による
        パネルディスカッションにおけるパネラー(ビジネスEXPO2012)
2013年5月~  平成25年度 経済産業省 中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業
        専門家従事(公職)

(2013年5月取材)