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札幌の元気企業

株式会社リナイス(平成28年12月取材)

代表取締役 中野 英春 氏

<本社>
〒001-0021
札幌市北区北21条西12丁目2
北大ビジネス・スプリング309(北海道大学北キャンパス内)
TEL:011-374-7118
FAX:011-351-5008
<工場>
〒049-3519
北海道山越郡長万部町字旭浜159-9
TEL:01377-2-3199
FAX:011-351-5008(本社兼用)
URL http://www.linise.co.jp(新しいウィンドウが開きます)

「プロテオグリカン」を配合したサプリメント
(ヘルシーDo申請中)

創業 ~北海道産の天然原料”プロテオグリカン”との出会い~

 もともと技術開発の研究員であった中野社長。その時に出会った原料が、鮭の未利用部位の鼻軟骨から採取される「プロテオグリカン」。今まで取れなかった美容やアンチエイジング効果が期待できるこの素材の可能性を強く感じ、自ら創業、(株)リナイスを立ち上げた。共同代表者である鳴海氏と共に、研究を行いながら原料製造メーカーとしてスタート。資金もプラントもなかったが、早くから営業活動を始め、売り先を確保。飛び込んだ長万部の水産加工会社が良きパートナーとなってくれて、原料や作業場を提供してくれるなど順調な出だしとなった。

リナイスプラント

抽出・精製工程

高品質であるという優位性

 同社は、高品質なプロテオグリカンを精製している。この品質を作り出すために欠かせないのは「新鮮な鮭の軟骨」だという。提携先の水産加工場から水揚げされたばかりの鮭の頭を入手し、その日のうちに軟骨まで採取して急速冷凍する。そのスピードが最終的なプロテオグリカンの品質や機能性を大きく左右するのだそうだ。

新鮮で透明な「鮭の軟骨」と「商品」

新鮮で透明な「鮭の軟骨」と「商品」

「原料は生ものなので、水の温度とか工場の気温で微妙に変わってくる。ちゃんと愛情を込めないと、ひねくれて良い原料にならない。ただ、きちんとしてあげると本当に良いモノができる。手を抜くとダメ。」と社長は語る。

 数年前、大手がプロテオグリカン配合の栄養ドリンクや化粧品を発売した。そのことで知名度が上がり、製造メーカーが増加。いずれ配合量の競い合いになると考えた社長は、他社との差別化のため、商品に含まれるプロテオグリカンを定量分析する技術を確立させた。分析データを示せる体制を整えることで、自社の優位性を確かなものにさせた。

 最近では、同社が利用価値の低いものを上手に活用していることを知り、相談が持ち込まれることもあるそうだ。それを商機ととらえ、今後のビジネスに活かせる素材を発掘しようと新たな研究にも取り組んでいる。

今後について

 取扱商品は機能性食品や化粧品などが多く、現在ヘルシーDo認定へ申請中のものもある。多くは通販で販売されているほか、代理店を通して韓国や台湾などにも出回っている。今後ビジネスチャンスを広げるため、来春にもアメリカの品質認証を取得する予定で、取得した暁にはアメリカのサプリメント市場へ本格的に参入するという。国内だけでなく海外展開にも意欲をのぞかせている。

企業データ
■会社概要

・設立/平成23年1月21日
・代表者/代表取締役 中野 英春・鳴海 正樹
・事業内容/食品原料・化粧品原料の製造及び健康食品・化粧品の企画・受託製造等

■沿革

平成23年1月 会社設立  実験ラボ設置
    4月 実証プラント設置準備開始
    4月 農林水産省実用化技術開発事業
       「プロテオグリカンの創傷治癒作用機序解明とヒト有用性評価」の研究統括補佐
       および研究員として参加(財団法人釧路根室圏産業技術振興センターと委嘱契約)
    6月 北海道中小企業応援ファンド助成金採択 (実証実験開始)
    6月 機能性物質の製造方法および生産装置に関する特許出願(3件)
    9月 化粧品製造販売業許認可 (許可番号:01COX10030)
平成24年2月 量産プラント稼働開始
    8月 札幌元気チャレンジファンドによる増資
平成25年8月 さっぽろベンチャー支援事業 採択
平成26年2月 北海道チャレンジ企業(創業部門)認定
平成27年3月 北海道経済産業局顕彰受賞
    6月 北洋銀行「北洋イノベーションファンド」として1500万円増資完了
    12月 特許取得「特許第5847975号」