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札幌の元気企業

株式会社ツカモトミルズ(2008年8月取材)

代表取締役社長 鎌田 英宏 氏

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〒060-0041
札幌市中央区大通東10丁目11
TEL(011)241-7495 FAX(011)241-1432
URL http://www6.ocn.ne.jp/~mills/(新しいウィンドウが開きます)
気流粉砕ライン

気流粉砕ライン

一世紀に及ぶ実績と信頼のもと
北海道の「食」を支えるクリエイトカンパニー

ツカモトミルズ製粉した米粉

ツカモトミルズ製粉した米粉

1902年(明治35年)の創業以来、一世紀以上にわたり道内の製粉業界をリードし続けているツカモトミルズ。 米、小麦、そば、大豆など穀類の製粉事業で道内外のパン・菓子・食品メーカーから厚い信頼を獲得している。また、精米や焙煎(製茶の原料となる玄米加工) も行っている。
同社の特徴は、製粉・精米・焙煎に使われる各種プラントの導入や組立てをすべて自社で行っている点にある。工業用機械の中古マーケットなどから機械や部 品を直接購入することで設備投資を従来の10分の1にまで抑え、代表取締役社長の鎌田英宏氏をはじめとする機械にも強いスタッフが、部品の取り付けから圧 力・スピード・気流の加減まで自分たちの手でカスタマイズしていく。これにより各種加工に最適な品質と生産量を確保することができ、安価で高品質な製品の 供給を可能にしているのだ。
「粉にすることで食品加工の可能性は大きく広がる」と語る鎌田社長は、穀類以外にもさまざまな素材の粉砕を手がけ、フルーツや野菜のフリーズドライ・マイクロウェーブドライなどの技術開発や、水産加工メーカーなど異業種との連携にも取り組んでいる。

ナノサイズの粉砕技術で米粉の普及を加速

気流粉砕装置の一番機

気流粉砕装置の一番機

世界的な小麦粉の高騰が懸念されているなか、小麦粉の代替原料として注目度を上げているのが米粉だ。これまで米 粉は小麦粉に比べ割高だったが、輸入小麦値上げの影響で最近は価格差が縮小している。農林水産省も米粉の普及に本格的に取り組みはじめ、需要は今後ますま す伸びていくと考えられる。
同社ではこれに先駆け、微粒子製粉製造を主とする米粉製造の新プラントを建造した。気流粉砕ラインと呼ばれるもので、工程を2段階に分けることでナノサ イズにまで粉砕。さらに温度の上昇を抑えることで米粉特有のねばりや固化を低減し、応用範囲が広く扱いやすい米粉を実現している。すでに道内外メーカーか らの受注が急増し、パン、麺、インスタント食品、スナック菓子などに利用されている。2号機・3号機の導入準備も進められ、3ライン揃えば年間3万トンの 米粉生産が可能になるという。
食料自給率の向上が叫ばれている昨今、同社では米の魅力の再認識を促すとともに、応用範囲の広い米粉の普及と北海道の新たな食文化の創造を目指して、既存の枠にとらわれない斬新なアイディアを活かした商品を提案していきたいと考えている。

企業データ
会社概要

創業/明治35年(1902年)9月
設立/昭和3年(1928年)6月
代表者/代表取締役社長 鎌田 英宏
資本金/2,500万円
売上高/7億8,000万円(平成20年3月期)
従業員数/13名(平成20年8月現在/アルバイト含む)

沿革

明治35年 創業
昭和3年 株式会社塚本製粉所として設立
昭和22年 小麦粉(全粒粉)の製粉を開始
昭和26年 米穀製品製造に展開
平成2年 工場・倉庫を増築し製造設備を刷新、社名を株式会社ツカモトミルズに改称
平成10年 旭川市にて焙煎工場稼働
平成12年 MIX工場(砂糖原料混合)ライン新設
平成14年 旭川市焙煎工場を閉鎖し生産拠点を札幌に集約
平成18年 気流粉砕ライン新設

取引先

全国穀類工業協同組合
ホクレン農業協同組合連合会
(株)ジャパンエース
日糧製パン(株)
六花亭製菓(株)
日の本製粉(株)
東洋水産(株)

開発実績・製品

・米・小麦・そば・生大豆等の製粉
・精米
・焙煎

事業内容

・食品原料粉砕
・菓子原材料製造販売

(2008年8月取材)