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札幌の元気企業

サツラク農業協同組合(2008年8月取材)

代表理事組合長 藤本 曙三 氏

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〔市乳事業部〕
〒007-8511 札幌市東区丘珠町573-27
TEL(011)785-7800 FAX(011)785-8992
URL http://www.satsuraku.com/(新しいウィンドウが開きます)
ヨーグルト風味と純白色が特長の「ピュアブラン」

ヨーグルト風味と純白色が特長の「ピュアブラン」

生産者と共に自主自立を貫く酪農専門農協
素材と鮮度にこだわった牛乳・乳製品を提供

牛乳の成分・細菌数の検査

牛乳の成分・細菌数の検査

サツラクは、札幌を中心に恵庭、旭川、千歳、伊達などのエリアで1,036名の正・准組合員を有する酪農専門の 広域農協である。生産、加工、販売まで一貫した体制を築き、素材の良さや新鮮さを生かした牛乳・乳製品を製造・販売している。現在手がけているのは、牛 乳、ヨーグルト、バターなど約80種類の製品。「原料に優る製品なし」をモットーに、各牧場での土づくり・草づくりに始まり、牛の生理を考えたストレスの 少ない飼育、集乳から出荷までの徹底した品質管理など、風味・成分・バランス・鮮度にこだわったクオリティの高い商品づくりに定評がある。組合員との共存 共栄を目指した酪農指導にも力を入れ、大手メーカーにはない「生産者の顔が見える製品」を実現している。また、牛乳・乳製品工場のある「ミルクの郷」は サッポロさとらんどに併設し、牛の館、ふれあい広場、手作り工房などの施設の他、独自の検査室も有している。酪農体験や工場見学などもでき、子どもたちの 食育に一役買っている。

ヨーグルトをベースにした新食品素材の開発

工場内風景

工場内風景

牛乳需要の拡大と新たな乳製品の開発に取り組んできた同組合は、08年、新たな製品の開発に成功した。さわやかなヨーグルト風味と純白色が特長の殺菌・濃縮ヨーグルトペースト「ピュアブラン」である。
北海道立食品加工研究センターと共同で特許技術の新製法を開発。07年度札幌市食関連新技術導入促進事業モデルプロジェクトとして製品化に向けた開発・ 改良を実施し、08年、量産技術を確立した。真空蒸発装置を利用した低温濃縮でヨーグルトを約2倍に濃縮し、さらに乳酸菌を加熱殺菌することで風味変化や 離水を抑制。通常、発酵乳を濃縮すると熱によりクリーム色に変色するが、本製品ではヨーグルト本来の純白色を保持している。劣化しやすい従来のヨーグルト と比べ汎用性が高く、クリームチーズのようにホイップクリームと混ぜたり、ケーキやプリンにも使える。そのうえ安定剤や香料は一切使用せず、カロリーはク リームチーズの約半分。製菓・食品メーカー、洋菓子店、外食産業など想定されるユーザ層は幅広い。濃縮することで一般のヨーグルト製品に比べ輸送コストを 低減でき、冷凍で約1年間の保存が可能であることから、道外への展開も十分に考えられる。
代表理事組合長の藤本氏は、「今後は生産体制の拡充を図るとともに、本製品の特長や使いやすさをアピールし、今までにない新しい使い方なども提案していきたい」と期待をかけている。

企業データ
会社概要

設立/明治28年(1895年)
代表者/代表理事組合長 藤本 曙三
出資金/12億5,669万4千円
売上高/87億4,042万円(平成19年12月期)
従業員数/144名(平成20年8月現在)

沿革

明治28年 札幌牛乳搾取業組合(申合)通称四日会設立
大正6年 札幌酪農組合(申合)と改称 略称「札酪」
昭和8年 ミルクプラント操業
昭和23年 札幌酪農業協同組合設立
昭和43年 サツラク農業協同組合と改称
平成8年 「ミルクの郷」グランドオープン
平成9年 組合創立50周年記念式典開催
平成10年 製造部門を分社化〈(株)ミルクの郷設立〉

取引先

イオン(株)
マックスバリュ北海道(株)
(株)アークスグループ
北雄ラッキー(株)
生活クラブ生活協同組合
(株)札幌東急ストア
(株)北海道西友
札幌丸正チェーン商事(株) 他

開発実績・製品

・牛乳・成分無調整牛乳
・ヨーグルト
・プリン
・バター
・乳飲料 他

事業内容

・市乳事業
・金融事業
・共済事業
・経済事業

(2008年8月取材)