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札幌の元気企業

株式会社アビサル・ジャパン(2010年8月取材)

代表取締役 幟立 真理 氏

〒064-0804
札幌市中央区南4条西12丁目1304-4メゾンロワール412-B
TEL(011)-530-6500 FAX(011)-530-6501
URL http://www.abyssal.jp/sucre/(新しいウィンドウが開きます)

幟立社長と直営店ABYSSALスタッフ

娘さんのアトピー治療をきっかけに起業

代表取締役 幟立真理氏は、広島県呉市出身で英国のカレッジを卒業後、東京でフードコーディネーターとして酒造メーカー等のマーケティングに従事し、2002東京国際ギフトショーでのグランプリ受賞が契機となり渡米した。米国では、化粧品原料開発会社でスキンケアプロジェクトの素材研究・製品開発に携わり、化粧品原料の効能について幅広い知識と情報を得ていた。

一方、幟立氏には二人の娘さんがいたが、二人ともひどいアトピーに悩んでいた。母親として幟立氏は、かねてから自分の手で娘さんの治療に有効な化粧品を開発したいと密かに決意していた。そんな中、「砂糖が保湿に良い」との情報を入手し、本業の傍ら勤務先の了解も得て研究に取り組んだ。

研究の結果、「シュガースクラブ」の開発に成功、同製品は砂糖一粒一粒をオイルで包んだもので、肌に優しく保湿に富んだ製品である。これを使用すると二人の娘さんの症状はみるみる改善した。

トピー等、肌のトラブルに悩む人は世に多い。「その人々のためにもこの成果を活かしたい」と幟立氏は思い立ち、平成16年、勤務先から事業化の権利を買い取り故郷広島市で起業した。

その後、幟立氏は、「砂糖が保湿に効果がある」との点について広島国際大学看護学部の協力を得て研究を深め、2010年3月に発行された「日本小児看護学会誌」において、【乳幼児のスキンケア継続研究~シュガースクラブの皮脂量への効果~】を発表するなど学術的な裏付けも着々と揃えている。

なお、社名の「アビサル」は、生命の起源など神秘的な意味を持つフランス語に因み付けられたものである。

「安心・安全な北海道のてんさい糖」にこだわり本社を札幌に移転

「シュガースクラブ」の原料は、てんさい糖である。てんさい糖と言っても世界にその種類は多い。米国ではカナダ産の原料を利用していたが、幟立氏はその品質にこだわった。幟立氏は語る「安心・安全の基になる遺伝子組み換えの無い生産履歴の明確な原料を探して100種類にも及ぶてんさい糖を調べ上げた。その結果、世界で北海道のてんさい糖のみが条件に合致することが解った」と。

安心・安全な北海道のてんさい糖を安定的に入手するには、北海道に移転するしかないと、平成21年に本社を札幌市に移転した。

本社を札幌市に移転してからは、まず北海道の方々に知ってもらうことが第一と、原料が北海道のてんさい糖であることをアピールするため、製品名をフランス語で砂糖を意味する「シュクレ」を用いることとし、地産池消の観点から地元の方々に受入れられ易くするために、香りも北海道に因みラベンダーやハッカ等を使い従来の1種類から5種類に増やしている。

さらに基礎化粧品として「シュクレモア」を開発し製品の品揃えも増やしている。同製品は「シュクレ」同様てんさい糖を原料としたものだが、「シュクレ」が粒状なのに対し液状で、利用者層を広げる狙いをもたせるものとなっている。

シュクレ シュクレ

                            ▲主力のシュクレ                               ▲シュクレモアラインアップ

さらなる展開に向けて~札幌から「北海道コスメ」を道外・海外へ情報発信~

以上に見てきたように同社は、札幌市に移転後、積極的な事業展開を行って来た。今後は、赤ちゃん用と男性用スキンケア製品の開発が計画されている。特に繊細な肌の赤ちゃん用スキンケア製品の研究は、他でもあまり行われていないこと、また赤ちゃん用であれば高齢者向けにも有効とみられることから開発に取り組んでいる。

現在、同社の直営店舗は、ピヴォとさっぽろ東急百貨店に設けられており、ピヴォ店(3F)は若い女性向け、東急店(10F)は婦人向けの位置付けである。店舗にはカウンセルスペースも設けられアトピー等、肌のトラブルに悩む人々に専門の相談員が対応している。

札幌市は国際都市としても知名度が高く、情報発信基地として優位な位置にある、と認識する幟立氏は、今後、製品と店舗の充実を図り「シュクレ」を「北海道コスメ」を代表する製品として道外・海外へ情報発信することも計画している。

8/26OPEN直営店ABYSSAL(さっぽろ東急百貨店10F)

▲8/26OPENした直営店ABYSSAL(さっぽろ東急百貨店10F)

(2010年8月4日取材 )

企業データ
◆会社概要

創業/平成10年(1998年) 11月

設立/平成16年(2004年) 5月

代表者/代表取締役社長 幟立 真理

資本金/5,000万円

従業員数/ 10名 (2010年8月現在)

◆沿革

平成16年      代表者、幟立が、米国アビサルコスメティックスを継承、株式会社アビサル・ジャパンを設立

平成17年      現BODYタイプの試作品をホームページlana104.jp等で販売開始

平成18年2月   中小機構主催 ベンチャーファンドin東京にてビジネスプラン発表

平成18年6月   東急ハンズ広島店、新宿店でに販売開始

平成18年10月  ひろしまベンチャー奨励金、銀賞受賞

平成18年11月  伊藤忠商事株式会社と販売支援契約を締結

平成18年11月    ソニープラザ、LOFT、東急ハンズ、SHOP IN等で本格的に全国展開開始

平成19年2月   中小企業展 IN 東京 出展

平成19年5月   中国ニュービジネス協議会 ニュービジネス大賞特別賞受賞

平成19年6月   伊藤忠商事 北海道支社との北海道における販売提携準備開始

平成20年1月   札幌駅「どさんこプラザ」にてテスト販売スタート

平成20年10月  札幌市中央区に札幌支店開設 化粧品製造販売許可札幌でも取得

平成20年12月  札幌駅PASEOハーティーランドにて自社アンテナショップ「シュクレ」オープン

平成21年1月   札幌スタイル認証。化粧品としてはじめて認証される

平成21年2月   北海道より北海道コスメとして認定される

平成21年5月   札幌に本店移転、広島支店開設(5/11)

平成21年11月  全国ネットNHK経済ビジョンeにて紹介

平成22年2月   PIVOT店オープン

平成22年8月   さっぽろ東急百貨店に26日オープン(札幌駅 PASEOより移転)

◆取引先

電通北海道(株)

北海道糖業(株)

浅井硝子(株)

日本油脂(株)

◆販売先

伊藤忠商事(株)

(株)マツダエース

東急ハンズ(株)

(株)リクルート

(株)東急百貨店

社団法人 北海道貿易物産振興会

(株)北海道キヨスク

(株)東京堂

生活協同組合 コープさっぽろ

(株)ファッションあらた

催事出展(伊勢丹、松坂屋、丸井今井、松屋、広島三越)

広島国際大学看護学部

医療機関

老人施設

エステサロン