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札幌の元気企業

北海道電子機器株式会社(2007年11月取材)

代表取締役 三河 征子 氏

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〒065-0010 札幌市東区北10条東10丁目1-1
TEL(011)748-3666 FAX(011)748-3660
URL http://www.hdks.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
開発中の様子

開発中の様子

組込み系の伝統を継承しつつ、
国際競争力を求められる分野で技術力を発揮

装置の調整

装置の調整

平成19年(2007年)に創立30周年を迎え、北海道における組込み系システムハウスの老舗企業として伝統と歴史を積み重ねている北海道電子機器株式会社。交通・気象・防災などの分野で各種OEM開発を手がけ、計測・制御・通信等のハード・ソフト開発で実績を積む。
中でも得意とするのが計測分野である。同社躍進の契機となった寒冷地仕様のデータロガーは-40℃の環境下でも安定性を保ち、南極での気象観測にも採用さ れている。ハード・ソフトのスキルのみならず、使用される現場の自然環境や使用状況にも対応した柔軟かつ頑強な計測機器を提供し続け、その性能と信頼性は 道内外で高い評価を獲得している。
近年、計測機器業界では小型・軽量化への取り組みが急速に進んでいる。そこでは各部品を小さくするだけでなく、密集した部品から出るノイズと熱をいかに処 理するかという課題が重要になる。同社では長年蓄積したノウハウをもとに、従来品の10分の1以上の小型化に挑戦。約2年をかけて開発に取り組み、計測と 記録の精度を極限まで高めている。これらの技術は、世界トップレベルの競争力を持つ製品として国内大手メーカーから期待を寄せられている。

数十年前の製品にも責任を持って対応する企業姿勢

社内の様子

社内の様子

同社の手がける製品はダム やトンネル、発電所など公共性の高い場所に設置されることが多く、そのほとんどが特注品である。中には、顧客から用途や目的が示されるだけで、仕様・設計 の概要が決まっていないこともある。それに対し同社の技術者たちは、これまでの技術やノウハウをベースに一から設計し、テストをくり返しながら製品を仕上 げていく。使用される現場や使い方によっては機能追加や改良などが随時求められ、時には実際に現場まで出向いてハード・ソフトの問題点を検証することもあ る。こうした体験が他社にはないノウハウとして蓄積され、より高度な製品を生み出す原動力となる。
また、修理やメンテナンスも同社の役割であり、20年以上前に納入した装置・機器のメンテナンスも行っている。開発当時の技術を継承・保持しつつ新しい技術と融合していくことが求められるため、幅広い知識・技術を持つ技術者が養成されている。
大型計算機の時代から最新の計測技術まで広く深いスキルを備え、豊富なノウハウを駆使してニーズに応えていく。モノづくりの原点にこだわり続ける地道な姿勢が、顧客との信頼関係を支えている。

企業データ
会社概要

設立/昭和52年(1977年)9月
代表者/代表取締役 三河 征子
資本金/2,000万円
売上高/3億円(平成19年度8月期)
従業員数/社員22名(平成19年10月現在)

沿革

昭和52年9月 (株)北海道クリアソフト設立、創業(北島健一社長)
昭和53年 北海道大学大型計算機センター用通信プロトコルをマイコンで開発
昭和55年 北海道電子機器(株)に社名変更
昭和56年 低温度に強いデータロガー開発で、北海道地場製品開発促進の助成金を受ける
昭和61年 北島豊秋2代目社長就任
平成11年 社屋を現住所に移転
平成16年2月 三河征子社長就任

取引先

(株)共和電業
(株)NTTドコモ北海道
(株)測機社
日本アビオニクス(株)
日本放送協会(NHK)

開発実績・製品

・異物検出システム
・外壁剥離非破壊検査システム
・多目的データロガー「Hi・Per」シリーズ ほか

事業内容

・エレクトロニクス関連機開発
・計測・演算・伝送・制御処理などのハードウェア・ソフトウェアの開発設計および販売・OEM供給
・ソフトウェア開発・設計・製作
・システムの企画・分析・開発・設計などの委託業務・コンピュータ組み込み機器のハードウェア

(2007年11月取材)