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札幌の元気企業

株式会社中華札幌(『札幌の技術2004年ものづくり編』掲載)

代表取締役社長 能登谷 美惠子 氏

〒003-0873
札幌市白石区米里3条2丁目6番36号
TEL(011)871-8700(代) FAX(011)871-8717
URL http://www.chuka-sapporo.co.jp(新しいウィンドウが開きます)
米里工業団地にある本社・工場。

米里工業団地にある本社・工場。





北海道ならではの
新鮮な素材をふんだんに使い
安心・安全をモットーに多彩なメニューを開発

ホテル、学校、スーパーなどに道産素材の調理食品を供給

同社で製造するメニューの数々

同社で製造するメニューの数々

(株)中華札幌は、北海道の新鮮な魚肉や農作物を使った冷凍調理食品を製造する食品メーカーだ。昭和53年(1978年)に設立。ホテルの要請に応えて点心類などの料理の供給で事業基盤を固め、併せて安全な食品を生産するノウハウを培う。その後、昭和56年に道内12の特約店を介した供給体制を確立。安心・安全をバックボーンに学校給食や病院向け調理食品を数多く手がけ、デパート、スーパーなど小売店の惣菜へと事業の幅を広げていった。
 業務拡張にともない平成7年に釧路支店、旭川支店を統合し、本社および工場を札幌市白石区の米里工業団地に新設。現在では関東、関西、沖縄方面へも販路を広げている。

原料から生産に至るまで安全性を徹底追求

安心、安全、そして美味しいと喜ばれる商品を提供することが同社の経営方針。安全の追求は、まず原料から。ジャガイモ、カボチャ、タマネギなどは農産業者とパイプを築き、安全に生産・管理されたものを安定して入荷できる体制を構築。魚肉すり身や魚介類などは、オホーツクや近海で水揚げ・加工されたものを中心に厳選して入荷している。
 工場内では食材や各種機械類の衛生管理を徹底。製造にあたっては添加物を極力使わず、レシピづくりを繰り返す中で自然のうま味を引き出している。こうした姿勢は、食の安全を強く求める学校、病院、高齢者施設などの栄養士や調理師からも高く評価され、着実に信頼を育んでいる。今後はHACCPや ISOの認証取得も視野に入れ、安心・安全のさらなる強化を図っていく考えだ。

味覚と品質に深くこだわった  メニューづくりを展開

商品アイテムは約200。ジャガイモやカボチャを使ったいももち、フォンデュ、串もの、オホーツクの海の幸を包んだシューマイ、つまみあげ、各種オードブル、主にホテル向けに製造するチンジャオロース、酢豚、蒸し物など多種多彩だ。もちろん、安全性に加えて味覚も深く追求。新メニューを考案し商品化するまでに何度も試行錯誤を重ね、従業員が一丸となって新鮮な素材を生かした納得の味づくりを行っている。オホーツク産のタラをすり身にし豆腐風に仕上げたタラソフトマーボーなど、オリジナリティに富んだメニューも数多い。
 これらのメニューは保存性を考慮し、冷凍の状態で各ユーザーに届けられる。冷凍した食品は、解凍した際に味が微妙に変化するケースもある。そこで同社では冷凍した料理を実際に解凍し、状態や味を入念にチェック。解凍後も美味しさがそのまま残るメニュー開発に取り組んでいる。
 また、メニューに対する意見交換や提案が気軽にできるアットホームな社風が築かれていることも特徴。その根底には、働く人みんなが、仕事だけでなく生活や心までも元気に、豊かになることを目指す「トータルライフ人間学」の経営方針が根づいている。

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  ▲人気メニューのひとつ「カニシューマイ」   ▲タラのすり身を使ったタラソフトマーボー。  
  シューマイの具を包む機械は同社オリジナル。  中華料理の定番マーボー豆腐仕立てで人気も上々 
  機械を使わない手づくりメニューも多い                           

【技術者 INTERVIEW】
食の安全をさらに追求したい

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<<生産部副部長 杉村 里香さん 平成7年入社>>
当社では安全で良質な食材を仕入れ、安心して食べられる調理食品を提供しています。その長所をさらに強化し、たとえば完全無農薬の野菜を使ったメニューなんかも提案してみたいですね。もちろん、味付けも重要ですから、デパートの惣菜売り場をのぞいたり、常に研究心を絶やさず行動しています。

【技術者 INTERVIEW】
失敗をバネに“職人”をめざす

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<<生産部主任 上田 剛さん 平成8年入社>>
同じ素材でも季節や産地などで微妙に違います。しかし、提供する食品の味や品質は常に一定でなければなりません。そこで素材の加工から味付けまでをトータルにチェックしています。目指すはどんなメニューにも対応できる職人ですね。失敗もありますが、それをバネに頑張ることが大切だと思います。

企業データ
会社概要

設立/昭和53年(1978年)1月
代表者/代表取締役社長 能登谷 美惠子
資本金/2,500万円
従業員数/52名(平成15年11月1日現在、パート含む)

事業内容

ホテル向け調理食品、量販店向け調理食品および学校給食・医療機関向け調理食品の製造

(『札幌の技術2004年ものづくり編』掲載)