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札幌の元気企業

シンセメック株式会社(『札幌の技術2006年ものづくり編』掲載)

代表取締役 松本英二 氏

札幌本社・工場
〒063-0850
札幌市西区八軒10条西12丁目1番30号
TEL(011)623-1015 FAX(011)623-1025
URL http://www.synthemec.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
代表取締役 松本英二 氏

代表取締役 松本 英二 氏








各種製造ラインの省力・自動化を設計から製作、
メンテナンスまで一貫体制でサポートする

自社内の生産管理体制を強化し、ユーザーのニーズに高い次元で対応

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 シンセメック株式会社は「松本工業所」として小樽に産声を上げ、精密機械部品を製造する企業として基盤を固めてきた。現在では自動車、電気・電子、住宅設備など、さまざまな業種に顧客を持ち、省力・自動化をサポートする装置や生産ライン設備などの設計・製作を手がけている。
 顧客の要求を高い次元で具体化する機械装置を考案・設計し、部品の製造から組み立て、制御、さらに据え付け、メンテナンスまで一貫して行う体制を整えていることが同社の強みだ。すべての業務が一社に集約されることは顧客にとって便利であり、加えて仕様変更や修理などにも小回りのきく体制は大きな安心材料となっている。また、経費が分散せず、低コストでできる点も一貫体制のメリット。ほとんどの装置はオーダーメイドが基本なだけに、請け負う側は完成までに毎回新たなハードルを越えていくことになり、時間や材料のロスなどリスクの可能性もある。

産学官連携の研究事業にも参加し、医療分野においても技術力を発揮

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 そこで同社では、生産管理にかかわるコンピュータソフトを独自に構築。これは、設計、組み立てなどに要する時間や購入品などの経費を総合的に管理し、工程と原価とのかかわりを正確に把握できるもので、難易度の高い要求にこたえながらも効率の良い業務体制を築いていくことができる。同ソフトは札幌商工会議所などが実施する「2004北海道IT活用撰集」で「北海道IT活用特別賞」を受賞した。
 また、同社は産学官が連携する研究開発事業にも積極的にかかわっている。北海道大学や道立工業試験場などと連携した「細胞培養デバイス用微細孔径ハニカム膜の単一工程製造技術の開発」事業は、平成16年度、道経済産業局の地域新生コンソーシアム研究開発事業に採択された。また、平成13年(2001年)には医療法人北楡会などとの連携で「人工透析用の皮下埋め込み型バルブ」を開発。長年に渡って培われたち密な技術は医療分野でも発揮されている。

【TOP INTERVIEW】
困難を乗り越えて成し遂げた時の「達成感」こそが仕事の原動力

<<代表取締役 松本英二さん>>
 当社では、新しく受注した仕事は内容を見極めて一人の設計者に預け、その者が先頭に立って最後まで責任を持って成し遂げる方法をとっています。新しい仕事は難しい局面にぶつかることもしばしばです。しかし、それを乗り越えてやり遂げた時の達成感、それこそが仕事の原動力といっても過言ではありません。平均年齢31歳という若い会社ですが、そうして一人ひとりが成長を遂げ、会社としても少しずつ事業を拡大していきたいですね。道央地区に集中するユーザーの利便性向上と良き人材の確保という観点から、平成16年に札幌に本社・工場を新築したことも次へのステップです。

【TOPICS】人・もの・技術
全国・海外へと目を向けた事業展開を目指す

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 首都圏の半導体企業などで経験を積み、平成13年(2001年)に入社した栗林さん。もともと自然豊かな北海道に魅力を感じていたが、機械設備類の製造業が少ない北海道は、この仕事を展開していく上でも大きなチャンスに恵まれた土地柄だという。特に道央圏は人も多く、千歳には国際空港もある。本州企業の進出もあり、生産ライン新設・増設の潜在的な需要は多い。「今はまだネームバリューはありませんので、頂いた仕事を誠実に行い、信頼を勝ち取っていくことが先決です。ただ、取引先の中には全国に工場を持つ会社や、海外進出を果たしている会社もあるので、それを糸口に北海道から全国、さらに海外に目を向けた事業展開も夢ではありません」。すでに海外の工場に装置を納入した実績もあり、大きな可能性を感じつつ仕事と向き合う毎日だ。

取締役部長 栗林宏光さん(41歳)

企業データ
会社概要

■創業/昭和25年(1950年)11月
■設立/昭和56年(1981年)3月
■代表者/代表取締役 松本英二
■資本金/3,000万円
■売上高/4億6,000万円(平成17年1月期)
■従業員数/26名(平成17年12月1日現在)
〈工場〉
■ 小樽工場
〒047-0036 小樽市長橋3丁目1-15
〈沿革〉
□昭和25年11月/切削加工を主とした機械工場「松本工業所」を小樽に開設
□昭和56年3月/(株)松本工業所として法人化
□平成5年9月/小樽市長橋に本社・工場を新設、移転
□平成13年1月/社名を現在名のシンセメック株式会社に変更
□平成13年5月/社屋増築
□平成16年8月/札幌市西区に本社・工場を新設し本社を移転

事業内容

・省力・自動化装置の設計・製作
・治工具の設計・製作
・精密機械部品加工

(『札幌の技術2006年ものづくり編』掲載)