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札幌の元気企業

株式会社北斗電子(『札幌の技術2006年情報・バイオ編』掲載)

代表取締役 中野隆司 氏

〒060-0042
札幌市中央区大通西16丁目3番地7
TEL(011)640-8800 FAX(011)640-8801
URL http://www.hokutodenshi.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
代表取締役 中野隆司さん

代表取締役 中野隆司さん











マイクロプロセッサを使用したツール群で
快適な開発環境を提供する

マイコンボード開発から生まれた高度な技術力と信頼性

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 株式会社北斗電子は、ルネサステクノロジ製マイコン用開発ツールのメーカーとして国内外で着実に実績を重ねている。ルネサステクノロジは平成15年(2003年)に三菱電機と日立製作所の半導体部門を併合して設立された会社だが、同社は早い時期から日立製CPUを使用した開発ツールを手がけており、高い技術力とノウハウを培ってきた。現在は、オンボードプログラマ、CPU ボード、デバッガなどの他、開発環境の評価を行うエバリュエーションキット(スタータキット)などを数多く開発し、製品のほとんどは首都圏の大手代理店を通じて全国に販売されている。
 ユビキタス時代を迎え、多種多様なマイコン製品が求められるなかで、同社が開発するツール群は開発期間の短縮、コスト削減、利便性などの面でユーザーニーズに的確にこたえ、快適な開発環境を提供するパーツメーカーとしてクライアントから厚い信頼を獲得している。

すべての製品を自社開発、産学官の先端技術開発プロジェクトに参画

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 同社では受注生産は一切行わず、すべての製品を自社開発している。主力商品の一つであるFLASH内臓マイコンボードプログラマは、実装済みCPUの内臓FL ASHを容易に書き換えることができ、国内はもとより海外でも好評だ。また、ルネサステクノロジ製CPUH8S/ 2638Fを実装したCPUボードと開発環境をパッケージしたスタータキットは、CAN・LINドライバIC、Ethernet コントローラなどを搭載し、開発環境の評価性能に優れた製品となっている。
 また、ハード・ソフト両面での優れた開発力は産学官の先端技術にも応用され、大学との共同研究・共同開発への参加も多い。九州大学航空宇宙工学部門が中心となっている「九州小型人工衛星プロジェクトQPS」では、衛星に搭載される管理基盤の開発を担当。各ユニット間の通信や観測センサ計測値などを処理する管理基盤の回路設計・開発に携わっている。

【TOP INTERVIEW】
市場の声をタイムリーにとらえ、スピーディな製品開発を目指す

<<代表取締役 中野隆司さん>>
 当社は、創業以来一貫して自社開発に取り組み続けています。製品開発の発想は、一般的な情報や業界のブームに乗るのではなく、取引先やユーザーからの生の声に耳を傾け、ユーザーが今欲しいと思っているものを見きわめるようにしています。また、開発期間を短縮し、タイムリーに市場に提供していくことで、商品の「旬」を確実にとらえることを心がけています。当社の技術者はハード系のスキルを持った人材が多く、回路設計からソフトウェア開発まで幅広い知識と技術を有しています。今後は若い世代の育成も含めてハード系スキルのより一層の向上を目指していきたいと思います。

【TOPICS】人・もの・技術
自立・移動が可能な倒立制御ユニット「PUPPY」

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 PUPPYはルネサステクノロジ製実装ベースボードと組み合わせて、状態フィードバックの実験ができる倒立制御ユニットである。メカ部分を組み立て、倒立させた状態で電源をONにすると、角度センサと回転数センサで自分の状態を把握・制御し、立った状態を保ち続ける。本製品には回路・制御理論・ソースプログラムを収録したCDなどが付属しており、ユーザーは付属ソフトを参考に、同じ場所での自立、移動しながらの自立、坂の登り下りなどの動作状況を確認することができる。またソースコードが完全公開されているのでユーザーが自分で制御ソフトをプログラムすることができ、マイコンの基礎、制御理論の基礎を学ぶのに最適だ。価格も29,925円(税込)と安価に抑えられ、学習用キットとして広く利用されている。

企業データ
会社概要

■設立/昭和52年(1977年)
■代表者/代表取締役 中野隆司
■資本金/1,600万円
■売上高/2億1,000万円(平成17年度)
■従業員数/13人(平成17年12月現在)

沿革

□昭和52年1月/狸小路6丁目に電子部品店開業
□昭和54年5月/有限会社北斗電子設立
□昭和60年4月/同町内に移転しシステムハウス業を行う
□平成元年7月/株式会社北斗電子に組織変更 資本金1,600万円
□平成10年4月/大通西16丁目3-7に移転

事業内容

マイクロプロセッサを使用したボード・ソフト開発
・オンボードプログラマ
・CPUボード
・デバッガ
・エバリュエーションキット
・放送局用 無人遠方監視制御装置

(『札幌の技術2006年情報・バイオ編』掲載)