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札幌の元気企業

株式会社化合物安全性研究所(『札幌の技術2005年情報・バイオ編』掲載)

代表取締役社長 松浦 正男 氏

〒004-0839
札幌市清田区真栄363番地24 ハイテクヒル真栄
TEL(011)885-5031 FAX(011)885-5313
URL http://www.ka-anken.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
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化合物の安全性研究から医薬品研究開発までを担う
総合的試験機関を目指す

ハイレベルな化合物安全性試験の実施機関

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 株式会社化合物安全性研究所は、非臨床試験実施の基準であるGLP(Good Laboratory Practice)に適合した道内有数の検査体制・設備を保有する企業である。全国から医薬品や化学物質、農薬、医療機器などの安全性試験を請負う。
 医薬品等の開発では、人体への影響や効果、投薬の適量を確認する非臨床試験が必要で、試験の実施施設にはGLPの遵守が求められる。しかし、GLP施設の維持は多額のコストが掛るため、製薬会社等は試験の外部委託を進めている。同社は、製薬業界の競争激化に伴う製薬開発業務の外部委託化の流れに乗り順調に業績を伸ばしている。GLPに適合する施設の運営管理、内部監査体制の整備と、スタッフの研究能力向上で業界の先端を走る。3年に1度実施されるGLP 査察では常に高い評価を受けており、委託企業からの信頼も厚い。

非臨床試験から臨床試験・医薬品開発支援業務へ

 また、GLPと共に医薬品等の臨床試験実施の基準であるGCP(Good Clinical Practice)を満たす同社は、非臨床試験を通過した化合物や健康食品の臨床試験の受託も進める。なかでも、道内の健康食品会社が特定保健用食品の臨床試験を委託するケースが増えており、同社では北海道企業支援にも力を注ぐ。
 さらに、医薬品等の開発業務において欧米では不可欠な存在であるCRO(契約によって試験研究を実施する機関)業務を平成13年(2001年)から開始した。製薬メーカーからの委託を受けて行う臨床試験に関する「モニタリング」調査や、臨床試験の効果を分析する「統計解析」、医薬品申請業務を含んだ「治験アドバイザー」など幅広い業務をこなす。化合物安全性研究所は、非臨床試験から医薬品開発まで総合的にサポートを実現すべく体制整備に取り組んでいる。

様々な領域で日本人の健康ライフを支える

 現在、新薬の特許期間が終了した後に発売される「後発医薬品」が注目されているが、同社では、この後発医薬品の効能効果や安全性を確認する「生物学的同等性試験」業務に注力している。数年後には、多くの新薬の特許期間が終了し、後発医薬品の製造が活性化することが見込まれていることと、欧米に比べて高い日本の薬価を下げる一翼を担いたいという思いが込められている。
 これら一連の挑戦により、同社は研究開発の「川上」から「川下」まで創薬のトータルサポート企業としてますます成長する可能性が大きい。35年にわたる化合物安全性の研究によって蓄積してきた専門性や、GLP・GCP基準を共に満たしたハイレベルの体制を活かし、製薬会社の新薬開発を支援、基礎から申請まで研究開発を総合的にサポートする安全性の高い試験のアウトソース企業として注目が高まっている。

企業データ
会社概要

■設立/昭和45年(1970年)9月
■代表者/代表取締役社長 松浦 正男
■資本金/5,040万円
■従業員数/65名

沿革

□昭和44年02月 安全性試験協会設立
□昭和45年09月 株式会社化合物安全性研究所として法人化
□昭和62年04月 薬理試験開始
□平成04年01月 化学物質による細胞の突然変異誘発に関する試験開始(変異原性試験)
□平成05年07月 札幌市真栄に新研究所を竣工、稼動
□平成13年10月 医薬品等開発業務受託機関(CRO)事業開始

事業内容

・ 医薬品等開発における安全性確認(非臨床試験)
・ 一般薬理、薬効薬理試験
・ CRO業務の受託

開発実績・主な製品

・ 単回投与毒性試験
・ 反復投与毒性試験
・ 生殖発生毒性試験
・ 抗原性試験
・ 遺伝毒性試験
・ がん原性試験
・ 医療機器の使用模擬併合試験

(『札幌の技術2005年情報・バイオ編』掲載)