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札幌の元気企業

丸大大金ハム株式会社(『札幌の技術2005年ものづくり編』掲載)

代表取締役 大金 弘武 氏

〒060-0004
札幌市中央区北4条西11丁目17番2号
TEL(011)261-9626 FAX(011)272-8535
URL http://www.oham.co.jp(新しいウィンドウが開きます)
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こだわりのハム・ソーセージ製品











ハム・ソーセージと惣菜製造を通して
     高い品質基準をクリアする製品作りを実践

こだわり品質を製造のスタンダードに

丸大大金ハム(株)のモットーは、「よい品質のハム・ソーセージを、美味しく、できるだけ安く提供する」こと。親会社である大金畜産(株)から仕入れた新鮮で安全な食肉を素材に、上質のハム・ソーセージを製造し、主にホテルなどの業務用食材として販売している。 生産履歴の確かな鶏肉、豚肉を原材料として、生産高はソーセージが一日およそ600㎏、ハム・ベーコンでおよそ500㎏。日々札幌市内やルスツ、ニセコ、富良野のリゾートホテルなどに納めている。 小売商品としては、お中元やお歳暮の時期を中心にデパートやコンビニエンスストアが企画するギフト商品として販売されるほか、インターネットを通じても販売している。 そのほか肉類を食材として用いる惣菜の製造も手がけており、ドライカレーやメンチカツ、豚丼の具など一月あたり4000パック程を製造。こちらは主に、消費者団体のカタログ販売向けの商品である。農薬や残留放射能など、原材料や調理法に対する厳しい品質基準を設けている団体への納品は、同社の食品製造技術の高さの証しと言える。 また、ハム・ソーセージの加工には、増量剤などを一切使用せず、肉に塩をこすりつけて漬けたり、スパイスを混ぜたりしながら工程を踏む伝統的な製造方法が同社の誇りでもあり、また企業精神そのものでもある。

ホテルからの受注を契機に業務用食材の製造へ

このように、同社は高い品質基準を設けてハム・ソーセージ類や惣菜類を製造・販売し、企業ブランドを構築してきた。 その歴史は、昭和36年(1961年)に、余剰肉を加工してハムを製造するため、協栄ハム興業として設立したのが始まりだ。 この協栄ハム興業は、札幌市内の精肉企業が出資し、北大農学部教授や雪印食品の研究者などの専門家にアドバイスを受けて設立。その後、出資していた大金畜産(株)が事業を引き継ぐ形で、昭和49年(1974年)に丸大大金ハム(株)となった。 その当時開発し、現在でも人気の商品「あら挽きウインナー」は、札幌市内のホテルから製造を打診されたのが始まりである。「当時、本格的な品質のあら挽きウインナーを大量生産品として生産したのは、当社が日本で初めてでは」と香川憲治統括次長は話す。プロの料理人が納得できる「品質」と「量」への対応を両立させたことで、同社の製造技術への信頼が確立。この時以来、同社の主な取引先は味や品質に厳しいホテルなどの専門家が相手となった。 そのほか、試作品作りや小ロットの注文などにも対応。「本州のお客様に北海道らしいハム・ソーセージを食べさせたい」「新しい味のハム・ソーセージをつくりたい」など、ホテルの厨房からくるニーズに迅速に対応できるのも強みとなっている。 同社は、こうした高いレベルでのニーズに対し、トータルに対応できる商品製造技術をもって実践し続け、現在に至っている。

地元消費者の認知拡大への取り組みも実践

平成16年(2004年)9月、同社のロースハムは北海道が独自に定めた新たな食の北海道ブランド「道産食品独自認証制度」の認証を受けた。これは北海道らしい魅力にあふれた商品を北海道ブランドとして認証していく取り組みである。認証されるためには厳しい選考基準をクリアしなければならないが、同社にとっては「ごく当たり前の商品作りを、ごく当たり前にやってきたので特にこの制度のために特別な商品作りをしたわけではない」と香川氏は話す。 今後は、これまで業務用の受注をメインに手がけてきたため、手薄になっていた一般消費者に対する知名度を浸透させる取り組みと商品作りを検討していく予定だという。


ソーセージの製造工程     原料となる食肉をさばく工程     カレーをレトルト包装する工程
▲ソーセージの製造工程      ▲原料となる食肉をさばく工程   ▲カレーをレトルト包装する工程

【技術者INTERVIEW】
高品質な製品作りを目指す仕事仲間の存在が魅力です

mono10-i<<工場長 道順 優さん>>
私は現在、工場内における作業全般を管理しています。主な業務は、作業ローテーションを効率よく組んでシフトを調節することですが、一つひとつの作業が品質の維持につながるため気を抜くことはできません。 当社は、品質に対する高い評価を受けていますが、それだけに工場での衛生面にも特に気を遣います。北海道が独自に定めている「HACCPに基づく衛生管理導入評価」に基づく工場運営を行い、毎日の朝礼などを通して指導を徹底しています。 社風は、社員同士や上下関係のコミュニケーションがとりやすく家族的な雰囲気。社員が団結してよりよい製品作りに励んでいます。

企業データ
会社概要

設立/昭和36年(1961年)4月
代表者/代表取締役 大金 弘武
資本金/1,000万円
売上高/1億9,400万円(2004年3月期)
従業員数/13名(パート含む)

事業内容

ハム・ソーセージ、惣菜の製造・販売及び受託製造加工

(『札幌の技術2005年ものづくり編』掲載)