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札幌の元気企業

株式会社和光(2008年12月取材)

代表取締役 田中 傳右衛門 氏

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〒060-0005
札幌市中央区北5条西11丁目14番地
TEL(011)251-5291
FAX(011)271-7301
URL http://www.hana-wakou.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
札幌パセオに出店している「アントルポ・ドゥ・ハナ」

札幌パセオに出店している「アントルポ・ドゥ・ハナ」

新しい着物文化の創造を目指して
グローバルスタンダードな和装業を提案

防寒草履やバッグも豊富に取り揃えている

防寒草履やバッグも豊富に取り揃えている

1950年(昭和25年)の創業以来、着物の卸売り販売を柱に事業展開をしてきた株式会社和光。生活様式の欧米化に伴い着物を着る消費者が減少し、小売 店が激減しているいま、着物の卸売業だけでは成り立たないという厳しい現実がある。それでも日本伝統の着物文化を残していきたいと考えた同社は、「新しい 着物文化の創造」をキーワードに時代の変化に対応した事業展開を行っている。
同社がまず目指したのは、リーズナブルな価格の着物を提供することだった。そこで2000年(平成12年)、アンティーク&リサイクル着物部門「和もの や傅」をスタート。不要になった着物を預かりまたは買い取り、道内の百貨店で展示販売会を開催している。また2003年(平成15年)には、別会社であっ た株式会社きものブティック華の業務を引き継ぎ、小売部門として「きもの工房HANA」をオープン。反物を採寸して仕立てるという従来の着物販売ではな く、プレタポルテ(※)化したお洒落で安価な着物の企画・販売に力を注いだ。手入れしやすいように素材にポリエステルを取り入れるなど工夫を凝らし、 20~30代の新たな客層を獲得している。

オリジナル品の製造・販売で販路を広げる

人気商品となっているフード付マント

人気商品となっているフード付マント

その後、プレタポルテ着物の店「アントルポ・ドゥ・ハナ」パセオ店、和のライフスタイルショップ「HANA+Hana(ハナプラスハナ)」ポールタウン 店を相次いでオープン。気軽に着られる浴衣や着物をはじめ、和装の伝統技術や古典柄をアレンジした、洋服にも合わせやすいバッグやアクセサリー、手ぬぐい といった雑貨・小物の販売も始めた。一方で高級品を扱う卸売業の強みを活かし、アパレル部門として「グレイスクラブ」事業部を立ち上げ、洋装のコートや バック、宝飾品といったオリジナルの高級服飾品を企画・製造・販売することで販路を全国に広げた。さらに道内で需要の高い和装コートや防寒草履の企画製造 にも着手。洋服でも着物でも着られるフード付マントなどが人気だ。
「装いの美しさと心の豊かさの提供」という経営理念の下、着物の卸売業枠を超え、さまざまな事業を展開してきた同社。代表取締役の田中氏は、「日本の文 化を見直す気運が高まっている昨今、伝統衣装である着物の魅力の再認識を促すとともに、日本の伝統的なものづくりを継承しながらも時代に合ったスタイルに アレンジすることで、既存の枠にとらわれない和装業を提案していきたい」と抱負を語っている。海外で日本の伝統文化への興味・関心が高まっていることを受 け、現在、ニューヨークへの出店も構想中だ。
※ プレタポルテ/高級なイメージをもった既製服。

企業データ
会社概要

設立/昭和25年(1950年)11月8日
代表者/代表取締役 田中傅右衞門
資本金/4,500万円
従業員数/40名(平成20年7月現在)

沿革

昭和23年 岩城繊維設立
昭和32年 株式会社和光繊維と社名変更
平成 2年 株式会社和光へ社名変更
平成12年 アンティーク&リサイクル着物部門(和ものや傅)をスタート
平成15年 小売部門を発足。
平成16年 「アントルポ・ドゥ・ハナ」パセオ店開店
平成20年 ポールタウン店を「HANA+Hana(ハナプラスハナ)」にリニューアルオープン

取引先

(株)丸井今井
(株)東急百貨店
(株)ポスフール
ロビンソン百貨店など

開発実績・製品

・オリジナルブランド「グレイスクラブ」

事業内容

・全道の呉服専門店、百貨店、量販店への着物の卸売販売
・不要になった着物のリサイクル販売
・仕立て上がり着物の販売を主とする小売事業
・和のライフスタイル提案事業
・婦人コート、宝飾品、バッグの全国高級ブティック向け製造卸売販売

(2008年12月取材)