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札幌の元気企業

トーワラダンボール株式会社(『札幌の技術2004年ものづくり編』掲載・平成25年10月更新)

代表取締役 大場 勝博 氏

〒061-3241
石狩市新港西1丁目773-3
TEL0133-75-1718 FAX0133-75-2784
URL http://www.tohwara.co.jp(新しいウィンドウが開きます)
トーワラダンボール(株)本社工場

トーワラダンボール(株)本社工場

ダンボール・化成品の生産加工メーカー
多品種少量に応える生産体制で地場企業に貢献

「多品種・少量・短納期」への対応を追求

札幌市地場製品開発賞を受賞した「ライトロン付きダンボールケース」

札幌市地場製品開発賞を受賞した「ライトロン付きダンボールケース」

昭和49年(1974年)、荷造り・包装資材の販売事業を展開している東ワラ商事(株)のダンボール加工部門を独立させ、設立したトーワラダンボール(株)。同社は、ダンボールの製造を主力として、時流にマッチしユーザーのニーズにきめ細かく応える製品づくりを進めてきた。内容物に応じて重量、紙質、組み立て方、印刷など、用途に合わせた最適な型式のダンボールを提供。さらに、紙製品にとどまらず、北海道のパイオニアとして化成品の加工にも積極的に取り組み、ニーズに合わせた柔軟な加工で幅広い分野に活用されている。特に最近は、紙製品と化成品を複合した製品をはじめ、“地球にやさしく”をキーワードにしたさまざまな新製品を開発し、多方面から注目を集めている。
「多品種・少量・短納期」への対応を実現し、地場企業へより強く密着しながら、厚い信頼と高品質な製品づくりで業績を伸ばしている。

多様なニーズに応え、新製品開発にも注力

さまざまな用途に使われる化成品加工製品

さまざまな用途に使われる化成品加工製品

商品の物流や保管をはじめ、多彩な用途に使われるダンボールは、さまざまな型式の箱を作ることが可能であり、軽量で折り畳むことができるため、作業の効率や安全性、省スペース化に優れ、さらにリサイクル率が最も高い製品でもある。そのため、今後もさまざまな分野で需要が見込まれている。その中で同社では、ユーザーの多種多様な要望に応えるため、新製品の開発にも力を注ぐ。そのひとつが「ライトロン付きダンボールケース」。ダンボールケースの内側に化成品のライトロン袋が付いており、輸送中の保冷・保温が可能となる。使用後は容易に分離できるので、ダンボールはリサイクルに、袋は焼却することができる。農産物や海産物の流通などに幅広く使われ、札幌市地場製品開発賞も受賞している。また「新巻鮭ダンボールケース」は、蓋を起こすだけのワンアクションでケースが組み立てられ、作業量や保管スペースの削減を実現している。
また、同社は化成品加工では、関東以北最大の生産をこなしており、数の子マットをはじめ、冷凍食品用・果物用マット、チョコレート用保冷袋など、私たちが日常でよく目にする製品も多く、幅広い分野で活用されている。

最新設備も導入し、柔軟な生産体制を整備

昨年導入したスイス製の最新自動打抜き機

昨年導入したスイス製の最新自動打抜き機

多品種、少ロットの製品にも即座に対応できる生産体制を目指す同社では、設備・機械の充実も進めている。3色印刷機2台をはじめ、オートスリッター(自動断裁機)、ボトムグルアー(底貼り機)、さらには平成14年、最新式のスイス製BOBST SPO 160 VISION(自動打抜機)を導入。厚さ1mmの紙の打抜きも可能になっている。こうした特殊ケースなどにも対応できる柔軟な製造システムで、地場産業への供給に重点を置くことで、他社との差別化を図っている。「地域に貢献し、地場の企業の発展こそが当社の発展につながるという考え方が、私たちの基本姿勢です」と話す板垣茂弘社長。毎年、星置養護学校の生徒達の職場体験学習を実施しているのも、地域貢献への取り組みのひとつの表れだろう。
今後は、厚みが少なく強度のある「薄物ダンボール」の需要も予測され、既にそれに対応できる設備も導入。今まで培ったノウハウとニーズにきめ細かく応えるトータルなシステムで、地場に密着した「BigではなくBetterな企業」を目指していく。

企業データ
会社概要

設立/昭和49年(1974年)4月
代表者/代表取締役 大場 勝博
資本金/2,000万円
売上高/11億2,000万円(平成25年3月期)
従業員数/45名(平成25年10月現在)

沿革

1974年 ― 1961年より東ワラ商事(株)段ボール加工部門として操業、新会社として資本金500万円でスタート。
1976年 ― プリンタースロッター2色機を導入
1979年 ― 資本金1,000万円に増資
1984年 ― プリンタースロッター2.7m2色機を導入
1986年 ― 化成品分野に進出のためカット機を新設
1987年 ― 化成品加工の需要旺盛、カット機を増設
1988年 ― N式ケースの需要を展望、オートプレスプラトンを導入
1989年 ― 小ロット、多品種に対応のためオートスリッターを導入
1990年 ― 化成品製袋機導入。プリンタースロッター3色機を導入し、プリスロ、2ライン化を採用
1991年 ― カット機を導入。段ボール底貼り機(ボトムロック)を導入
1992年 ― 資本金を2,000万円に増資。自動製袋機・セミオートグルアー・特殊糊付機を導入
1993年 ― 小ロット対応のため、オートロックスリッターを導入
1994年 ― 特殊ケースに対応するため、底貼り、四隅貼、多機能を有するボトムグルアーを導入
1995年 ― プリンタースロッター2.7m3色機を導入 
1998年 ― 札幌市より優良工場として表彰を受ける 
1999年 ― カット機(TSMAT1600)を増設 
2000年 ― フォルダーグルアー2.7mを導入し、プリスログルアー(直結)のライン化を採用
       プリンタースロッター2.1m3色機を導入
2001年 ― バーチカルカッターを増設
2002年 ― オートプラテン(BOBST SPO160VISION)を導入
2003年 ― 設立30周年(4月)
2004年 ― 2PICEケースグルアーを導入
2007年 ― 環境対応型工場新設(5月)
2007年 ― ME1600ボトムグルアー導入(5月)
2008年 ― 設立35周年(4月)
2008年 ― 半折製袋機(溶断シール)導入
2009年 ― FFGプリンタースロッター3.0M導入

事業内容

ダンボールケース製造、化成品加工

(『札幌の技術2004年ものづくり編』掲載・平成25年10月更新)