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札幌の元気企業

竹内建設 株式会社2013年12月取材

代表取締役社長 竹内俊朗 氏

代表取締役社長 竹内 俊朗 氏
札幌市豊平区月寒東1条18丁目1-35
フリーダイヤル:0120-70-1154
TEL:011-851-2430
FAX:011-851-2642
URL http://www.tk2430.co.jp/(新しいウィンドウが開きます)
本社社屋2階『SHOWROOM CAFE』

本社社屋2階『SHOWROOM CAFE』

創業の経緯

 竹内建設株式会社は、社長の竹内 俊朗氏が28歳の若さで立ち上げた、一般住宅の新築注文住宅・小工事から増改築まで幅広く展開している住宅会社だ。竹内社長は、創業前に札幌市内の木材会社で建築部門の現場監督をしていた。しかし、現場監督としてお客様と接している中、「お客様に満足して欲しい」という思いと、会社の方針との板挟みに合うことが多々あった。色々と思い悩むうち、「自分自身でお客様が満足する住宅を建てたい」という思いが強くなり、28歳の若さで独立した。創業から10年ほどは建築工事の下請けを中心に施工を行っていたが、創業当時から元請けにも挑戦をしていた。当時は竹内社長が一人で地主や会社経営者をターゲットに営業活動を行い、紹介なども受けることで業績を上げていった。そして、独立10年目に現社屋の駐車場となっている場所に木造の社屋を建てた。当時は増改築・リフォームというのがまだ事業として確立されておらず、お客様から相談や依頼があったら行うという時代だった。そこで、社屋1階に「増改ショップ」、2階に事務所を置き、家のことで悩んだときに気軽に入れるよう雑貨を置くなどの工夫をした。新築だけではなくリフォームも提案するなど、お客様に寄り添った工務店を目指した。

安心感を与える高い技術力

プレカット・パネル加工を行うエーステック工場

プレカット・パネル加工を行うエーステック工場

基礎工事にはJ暖熱枠+耐圧版式グリットポスト基礎工法を採用し、基礎自体大きな箱のように箱全体の荷重を支える、地震や不同沈下に強い基礎を実現させた。
 また、木造住宅を手掛けていると、乾燥に伴うアフターメンテナンスの問題にぶつかることが多かった。北海道という土地柄、暖房器具の影響で1年目から乾燥して隙間が空いてしまうという問題があった。そこで技術力を高めるため様々な建築技術についての勉強を重ね、エース工法に出会った。しかし、エース工法を自社に取り入れようとしたが、供給体制が整わないという問題に当たってしまった。それならば自社で行おうと考え、エース工法の『エース』と『テクノロジー』を組み合わせた株式会社エーステックを立ち上げ、徹底した合理化を進めていった。現在は、同社独自の『システムTK-IV』という木造在来工法の設計の自由度の高さと2×4工法の耐久性の高さを併せ持つシステムを採用し、自社工場でプレカットされたエンジニヤリングウッドの軸組みと壁パネルを組み合わせ、高い施工性と工期の短縮(1日建方)を可能にしている。自社工場でプレカットからパネル加工までを徹底して行うことで、現場で余分な端材を出すことなく組み立てから養生までを1日で行う。竹内社長は「札幌の木造住宅でここまで進化したものはなく、当社の強みです」と力強く語っている。同社は「竹内建設の工法技術なら安心」そう言われる札幌一の工務店を目指し、日々技術力を磨き続けている。

3本の柱で、札幌で一番、笑顔と感動あふれる工務店を目指す

社屋2階のショールーム『CoCo-tique』仕様のキッチン

社屋2階のショールーム『CoCo-tique』仕様のキッチン

 同社の主軸となっている1本目の柱が、新築部門の主力商品「CoCo-tique(ココ・ティーク)」である。技術力を磨くと共に、訪問営業ではなく「竹内建設の家が欲しい」とお客様自らが来てくれる来場型集客営業ができる商品を作らなくてはならないと考え、竹内ブランドの構想を練り始めた。「北海道にない住宅を作ろう」と、南仏・プロヴァンス風の住宅をイメージし、自社ブランド「CoCo-tique」を発売した。「心地よさ」と「アンティーク」を組み合わせた「CoCo-tique」は自然素材、天然無垢材に徹底的にこだわっている。外壁には漆喰壁を使い、屋根には北海道に対応できる落雪のしない瓦調の屋根を採用、内装も細部までこだわった住宅だ。社屋内にショールームを併設、モデルルームも建てて「CoCo-tique」をアピールし徐々に認知度を広めていった。発売から5年目の2012年には、新築受注のうち7割が「CoCo-tique」、また外装は通常のものだが内装に「CoCo-tique」を採用した「CoCo-tique」テイストの物件を含めると新築の約9割を「CoCo-tique」が占めている。今では旭川や釧路、帯広などからも「札幌市内でCoCo-tiqueの家を建てたい!」と多くの問い合わせがきている。
(株)LIXIL2012年秋秋リフォームコンテスト全国1位を獲得

(株)LIXIL2012年秋リフォームコンテスト全国1位を獲得

 また、同社は新築だけでなく創業当時からリフォームにも力をいれていた。1988年社屋1階に「増改ショップ」を開設し、1999年に「二度目の新築気分」というネーミングで大規模リフォーム事業を始めた。まだリフォームが受け入れてもらえず苦労もしたが、同社は基礎工事等を全て自社で行っているという自信と強みを胸に諦めずにリフォーム事業を続けてきた。現在は政府が推進する「北海道R住宅」プロジェクトに加盟し、耐震性、省エネ性などを現在の住宅の水準にまで高めるリノベーション住宅に力を入れている。トステムホームウェル【現(株)LIXIL住まいプロ ホームウェル(羊ヶ丘)】にも加盟しており、「新築2世」というブランドで販売している。2012年には(株)LIXILのリフォームコンテストにて4部門で全国1位を獲得した。今、札幌市内では古い団地が老朽化し空き家が増えることで町内会が成り立たなくなるなどの問題を抱えている。「古い団地や中古住宅をリノベーションし、若い世代が住むようになることで地域活性化の手助けができれば」と竹内社長は語っている。
 「CoCo-tique」「新築2世」に続く3本目の柱が、2013年に発売した「JUCU.(ジューク)」だ。「自由な箱(ジユー)」+「箱(キュービック)」を組み合わせて名付けた。この「JUCU.」は、通常の注文住宅では高すぎる土地を分割し、建物をパッケージ化かつコンパクトにすることで、賃貸住宅並みの支払いで新築の家を手にできることを実現している。頑丈なスケルトン(構造体)に必要最低限のインフィル(内装設備)だけをパッケージすることで、イニシャルコストを抑え、5年・10年とライフスタイルの変化に合わせて間仕切りや内装を自由にカスタマイズできる。今後、札幌市内の不動産会社、アパート管理会社等と連携し、お互いの情報を共有しながら、若年世帯の潜在需要層をターゲットに創注型営業を展開していく。
 同社は、新築「CoCo-tique」、リフォーム「新築2世」、企画住宅「JUCU.」の3本柱を持ち、ワンストップ化による住宅産業サービス業を目指し、『札幌で一番、笑顔と感動あふれる工務店』にむけて日々邁進している。

企業データ
◆会社概要

■創業/1978年(昭和53年) 2月
■代表者/代表取締役社長 竹内 俊朗
■資本金/2,000万円
■従業員数/ 38名、棟梁・大工26名
■事業内容/新築・増改築・営繕の各工事、基礎工事、
      建物解体、不動産売買、賃貸借の仲介

◆沿革

1978年2月  竹内建設創業
1981年12月 竹内建設株式会社 設立
1988年4月 増改ショップ開設
2007年7月 社屋移転・30周年記念商品「CoCo-tique」ココティーク発売
2013年3月 (株)LIXIL2012年秋のリフォームコンテスト4部門全国1位
2013年4月 新ブランド「JUCU.」ジュークを発表、販売

(2013年12月取材)