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札幌の元気企業

清水勧業株式会社(2008年12月取材)

代表取締役社長 土屋 洋二 氏

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〒064-8521
札幌市中央区南11条西20丁目4番3号
TEL(011)561-4201
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巻取式ゴミステーション「カラスまいったーⅡ」

巻取式ゴミステーション「カラスまいったーII」

自社製品の企画・開発で
社員参加型経営への体質改善を

PCB廃棄物保管容器「オレンジボックス」

PCB廃棄物保管容器「オレンジボックス」

電柱や腕木をはじめとする木製資材・家具の製造販売を手がける会社としてスタートした同社は、北海道電力および 関連工事会社への配電用材料や機械工具、防具・安全具などの卸売業で実績を築いてきた。現在は制御機器、システム機器、通信用機器、計測器などの産業用機 材のほか、住宅設備部門としてオール電化住宅の設備機器も扱っている。電力の自由化に伴い新たな事業展開の必要性を感じた同社では、2003年(平成15 年)から社内に商品開発委員会を設置。自社開発製品の企画・製造・販売に着手した。当初は得意先のニーズを掴み、メーカーと協力して特注品の開発・製造な どを行っていたが、やがて社員のアイディアをもとにしたオリジナル製品の開発へと発展し、2004年(平成16年)に巻取り式ゴミステーション「カラスま いったー」や家庭用シャッター開閉器「シャ楽」、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物保管容器「オレンジボックス」を相次いで発売。さらに、デザイン会社 と共同で開発した照明器具が札幌市の産学官共同開発チャレンジ事業に採択され、2006年度札幌スタイル認証製品にも選ばれた。社員自らがアイディアを出 し、企画開発から製造・販売まで携わることで社員の経営参加意識を高め、企業体質の変革にも大きな効果を上げているという。

本州マーケットへの拡大戦略を推進

2006年度札幌スタイル認証製品照明器具「fu-ka」

2006年度札幌スタイル認証製品照明器具「fu-ka」

「『カラスまいったー』や『オレンジボックス』は、本州市場も狙える商品になると期待している」と、代表取締 役社の土屋洋二氏は語る。「カラスまいったー」は開発部長の城座厚志氏が中心となって開発した商品で、ゴミステーションのカラス被害を防止し、使用後はコ ンパクトに収納できるため街の景観保護にも役立っている。日常生活の中にある小さなニーズから生まれた商品であるが、こうした悩みは全国共通のものでもあ る。同社では首都圏の自治体などへ積極的な売り込みを展開し、確かな手応えを感じている。
一方、PCB廃棄物保管容器の「オレンジボックス」は非常にニッチな商品であるが、確実な需要が見込める分野である。PCB廃棄物は特定有害産業廃棄物 として厳重に保管するよう義務づけられており、全国5カ所にPCB廃棄物の無害化処理を行う施設が設立された。このPCB廃棄物の保管や移送における安全 性や利便性を高めたものが「オレンジボックス」である。現在、PCB廃棄物を保管している事業所は全国に約2万カ所あるといわれ、同社では東京と大阪に販 売代理店を設置して販路の拡大を図っている。

企業データ
会社概要

創業/昭和22年(1947年)9月
代表者/代表取締役 土屋 洋二
資本金/6,000万円
売上高/17億円(平成20年3月期)
従業員数/28名(平成20年12月現在)

沿革

昭和22年 十勝清水町に清水木材工業設立
昭和28年 札幌に移転、機械工具の販売開始
昭和34年 清水勧業と改称、電気関係機械工具メーカーの北海道総代理店となる
平成16年 カラスまいったー発売
平成19年 シャ楽、オレンジボックス発売
平成20年 カラスまいったーII発売

取引先

北海道電力(株)
北海電気工事(株)
NTT(株)
(株)つうけん

開発実績・製品

・カラスまいったーII(平成20年度新技術・新製品開発賞受賞)
・オレンジボックス(PCB運搬、保管容器)(新製品トライアル制度認定品)
・伐倒サポート
・デザイン照明「fu-ka」(グッドデザイン賞受賞)

事業内容

・電力・電設・通信資材および機器の販売
・生活関連商品の開発・製造・販売

(2008年12月取材)